日本精神分析的精神医学会

近年の精神医学の臨床においては、児童思春期・青年期の問題、成人のパーソナリティ障害や慢性抑うつ状態など非精神病性障害が急増し、それらに対する適切な対応が急務かつ重要となっています。我々はそれらの障害に対して、力動的および精神分析的視点による発達論的・構造論的な理解を基本とするアプローチが必要と考えますが、我が国における現行の精神医療保険制度および教育システムが純分には整備されているとは思われません。特に精神療法や精神分析の研修を希望する若手医師は、そのような教育を受ける機会に恵まれないために、研修を断念せざるを得ないことも少なくありません。

以上の理由から、医師のための精神分析や精神分析的治療法の臨床固有性に関する医学会が存在し、その職業同一性を保証していくことが重要な課題であると考えております。そこで、精神医学における精神分析的アプローチを促進する学術研究組織として「日本精神分析的精神医学会」を設立することとなった次第です。

沿革

1993年
本学会の前身である「対象関係論的精神療法懇話会」(代表 衣笠隆幸)が開催され、以後毎年東京において10年間行われた。
2003年
第1回日本精神分析的精神医学会が開催される。(於 広島)
以後毎年、広島、東京、名古屋において学術大会が開催されている。
2005年
学会誌「精神分析的精神医学」創刊号が発刊される。以後年1回の学会誌が発刊されている。第3巻からは英文論文が掲載され始めている。

会長

衣笠 隆幸

学会顧問

相田 信男 岩崎 徹也 小倉 清 北山 修
鈴木 龍 高橋 哲郎 中久喜 雅文 成田 善弘
西園 昌久 松木 邦裕 H30.6.30現在  

学会運営委員

吾妻 壮 浅田 護 池田 暁史 池田 政俊
岩寺 良太 戎 正司 生地 新 岡田 暁宜
小川 豊昭 奥寺 崇 加藤 隆弘 衣笠 隆幸
木部 則雄 木村 宏之 河野 恵理 小波蔵かおる
小林 俊三 小林 要二 権 成絃 齊藤 幸子
鷺谷公子 庄司 剛 高野 晶 高野 佳也
土岐 茂 飛谷 渉 中村 浩平 西崎 淳
福本 修 町野 彰彦 皆川 英明 水俣 健一
村田 由紀 横井 公一 和田 良久 渡辺 京太
2020.1.15現在

各委員会委員

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委員会名 委員長 委員名
運営委員会議長 浅田 護
訓練管理委員会 福本 修 浅田 護 生地 新
    奥寺 崇 衣笠 隆幸
    小林 俊三 高野 晶
    皆川 英明  水俣 健一
教育研修委員会 小林 俊三 吾妻 壮 池田 政俊
    戎 正司 生地 新
    岡田 暁宜 小川 豊昭
    加藤 隆弘 木部 則雄
    木村 宏之 河野 恵理
    権 成絃 齊藤 幸子
    鷺谷 公子 高野 佳也
    飛谷 渉 西崎 淳
    福本 修 町野 彰彦
    皆川 英明 水俣 健一
    村田 由紀 横井 公一
編集委員会 皆川 英明 河野 恵理(副委員長) 岡田 暁宜
    小川 豊昭 加藤 隆弘
    木部 則雄 小林 要二
    飛谷 渉  
広報委員会 奥寺 崇 池田 暁史 中村 浩平
    西崎 淳 和田 良久
倫理委員会 生地 新
医療問題委員会 水俣 健一 木村 宏之(副委員長) 池田 暁史
    戎 正司 岡田 暁宜
    奥寺 崇 小波蔵かおる
    権 成絃 齊藤 幸子
    鷺谷 公子 町野 彰彦
    皆川 英明 渡辺 京太
事務局 高野 晶(事務局長) 小林 要二(東京支部長) 庄司 剛
    高野 佳也 土岐 茂
    中村 浩平 和田 良久
    渡辺 京太